和歌山で1000万円台で叶う“平屋の暮らし”─コスパ重視の家づくり成功術

家づくりの費用を1000万円台に抑えるためには、単に「安く建てる」ことよりも、どこに注意を払うかが大切です。以下の5つのポイントを意識することで、後悔のない資金計画が立てられます。

まず注意したいのは、坪単価の数字だけで判断しないこと。坪単価には、照明・カーテン・外構・地盤改良などの費用が含まれていない場合が多く、最終的な総額が想定より高くなるケースが少なくありません。比較をするときは、必ず「総額」で確認するようにしましょう。

次に、性能を妥協しないことも重要です。断熱や気密のレベルを下げると、冬の寒さや夏の暑さが室内に影響し、冷暖房費がかさむだけでなく、結露や健康リスクの原因にもなります。結果的に“高くつく家”になることを忘れてはいけません。

また、家具・家電・外構まで含めたトータル予算で考えることもポイントです。建物本体の費用だけでなく、暮らしに必要なものを含めると、プラス200万円前後の支出が想定されます。あらかじめ余裕のある資金計画を立てておくことで、完成後に慌てずに済みます。

さらに、オプションの追加管理にも注意が必要です。標準仕様をきちんと把握しないまま打ち合わせを進めると、気づかないうちにオプション費が膨らむことがあります。希望を整理し、オプション管理表などで可視化しながら進めると安心です。

最後に、ローンだけでなく“生活費全体”を見据えた設計を意識しましょう。毎月の返済額だけでなく、老後資金や維持費、医療費なども含めたうえで無理のない支払い計画を立てることが大切です。

家を建てたあとも、安心して長く暮らせるように、今だけでなく未来の家計まで見通した資金計画を心がけましょう。