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50代・60代のコンパクト平屋は何坪がちょうどいい?12・15・20・25坪を比較【和歌山】

2025.08.26
終の棲家

老後の暮らしを「家」から考える

人生100年時代。医療が発達し、60代からの暮らしはまだまだ長い旅路の入口にすぎません。

子どもが独立し、夫婦ふたりの生活が始まると、それまで当たり前だった家の広さが、突然「負担」に感じられることがあります。

「掃除してもほとんど使わない部屋がある」

「階段の上り下りがきつくなってきた」

「光熱費や税金がもったいない」

こうした悩みは、多くのシニア世代が抱える現実です。

だからこそ「終の棲家」を考えるときに重視すべきは、“大きさ”や“豪華さ”ではなく、無理なく快適に、そして長く暮らせる住まいです。

本稿では、コンパクト平屋という選択肢を通じて、20~30年先まで見据えた住まいづくりの考え方と、無駄なく必要な広さで高性能に暮らすための設計術を解説します。

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12坪・15坪・20坪・25坪の平屋プランと価格をまとめた資料を、無料で郵送しています。

 

目次

1. なぜ「コンパクト平屋」が終の棲家に最適なのか

 

かつて日本では「大きな家=豊かさの象徴」でした。しかし少子高齢化が進む現在、その価値観は大きく変わりつつあります。

 

夫婦ふたりにちょうどいいサイズ

子どもが巣立った後は、夫婦ふたりで必要な部屋数は限られます。大きな家に住み続けると、「使わない空間のために光熱費や固定資産税を払い続ける」という非効率が生まれます。

関連記事:和歌山で選ばれる小さい平屋-シニア世代に最適な省エネ&高性能住宅

 

掃除・管理の負担を減らす

家は広ければ広いほど掃除やメンテナンスが大変です。特に高齢になると、ちょっとした段差や階段が事故の原因になりかねません。コンパクトな平屋なら、一目で全体を把握できる安心感と、掃除や管理のしやすさが手に入ります。

 

経済性という大きなメリット

延床面積を小さくすれば、建築費用はもちろん、冷暖房効率が高まり光熱費も抑えられます。固定資産税などの税金も軽減され、老後の家計に優しい住まいとなります。

 

 

2. 20~30年先を見据える長期視点

 

家を建てるとき、多くの人は「今の暮らしやすさ」だけを考えがちです。しかし本当に大切なのは、20年後、30年後の自分の暮らしを想像することです。

 

年齢を重ねることで変わる生活

  • 70代:階段の昇降が難しくなり、2階を使わなくなる

  • 80代:掃除や草刈りなど家の維持が大きな負担に

  • 90代:介護や見守りが必要になり、生活空間は寝室と水回り中心に

「今は大丈夫だから」と先送りしていると、将来の生活にフィットしない家に住み続けることになります。結果的にリフォームや転居を余儀なくされ、費用も心身の負担も大きくなってしまうのです。

 

長期視点がもたらす安心

逆に、今から将来を見据えた設計をすれば、歳を重ねても安心して暮らし続けられます。

  • 動線を短くして、体への負担を減らす

  • バリアフリー設計で転倒リスクを最小限に

  • 高断熱・高気密で冷暖房費を抑え、健康にも家計にも優しい

これらはすべて、「未来の自分を助ける投資」なのです。

 

3.自分に合う平屋の広さは「何坪」から決めない

 

「12坪がいいのか、15坪がいいのか」と、最初から坪数を決める必要はありません。

平屋のちょうどいい広さは、ご家族の人数だけでなく、必要な部屋数、収納したい物の量、洗濯や家事の動線、来客の頻度、これからどのように暮らしたいかによって変わります。

例えば、同じ夫婦2人暮らしでも、寝室とLDKがあれば十分という方もいれば、趣味の部屋や来客用のスペースが欲しい方もいます。また、収納を多く取りたい方と、これから物を減らしてコンパクトに暮らしたい方でも必要な広さは違います。

そのため百家では、12坪・15坪・20坪・25坪を「この中から選ぶプラン」とは考えていません。これらは、広さや間取り、価格をイメージするための参考プランです。

まず「これからの暮らしに何が必要か」を整理し、その結果として、13坪や17坪、22坪など、その方の暮らしに合った広さをご提案する注文住宅です。

大切なのは、坪数を小さくすることではなく、使わない広さを減らしながら、必要な暮らしは小さくしないことです。

 

 

4. 12坪・15坪・20坪・25坪の平屋を比較|自分には何坪必要?

コンパクトな平屋を考え始めると 、

「ひとりなら12坪で足りる?」
「夫婦2人なら15坪と20坪、どちらがいい?」
「子どもや孫が泊まりに来るなら25坪必要?」
「小さくしすぎて後悔しない?」

といった疑問が出てきます。

平屋のちょうどいい広さは、人数だけで決まるものではありません。

収納したい物の量、来客や家族の宿泊、趣味のスペース、将来の介助などによっても必要な広さは変わります。

百家では、これからの暮らし方に合わせて、12坪・15坪・20坪・25坪の平屋をご提案しています。

 

広さ 暮らし方の目安 間取りの目安 収納・来客 土地の目安 本体価格の目安
12坪 おひとり中心 1LDK 収納は必要量を厳選。来客はLDK中心 30坪台から検討 1,440万円(税込)
15坪 おひとり〜夫婦2人 1LDK 日常収納は確保しやすい。宿泊には工夫が必要 35坪前後から 1,850万円(税込)※
20坪 夫婦2人中心 1LDK〜2LDK 納戸や趣味収納を取りやすく、来客にも対応しやすい 40坪前後から 2,330万円(税込)
25坪 夫婦2人+家族の宿泊・親子での暮らし 2LDK〜3LDK 大きめの収納や予備室を設けやすい 48坪前後から 2,730万円(税込)

※価格は掲載プランの本体価格をもとにした目安です。土地、外構、地盤改良、諸費用などは敷地条件によって異なります。

 

大切なのは、「できるだけ小さくすること」ではありません。

これから使わない広さは減らし、毎日使う場所には必要な広さを残すこと。

これが、50代・60代からのコンパクト平屋で後悔しないための基本です。

 

 

5.おひとり・夫婦2人・親子で暮らす場合、何坪がちょうどいい?

 

おひとりなら12坪〜15坪がひとつの目安

おひとりで暮らす場合、12坪前後でもLDK、寝室、水まわり、収納をまとめた1LDKをつくることができます。

百家12は延床約12坪の1LDKです。

家の中を移動する距離が短く、掃除や管理もしやすいため、「大きな家はいらない」「自分のための小さな家で暮らしたい」という方には検討しやすい広さです。

ただし、荷物が多い方、趣味の道具が多い方、ご家族や友人が泊まることが多い方は、12坪では窮屈になる可能性があります。

その場合は15坪まで広げることで、収納やLDKに余裕を持たせやすくなります。

「50代ひとり暮らしに12坪の平屋は狭い?」もあわせてご覧ください。

「百家12|ひとり暮らしにちょうどいい12坪の平屋」の施工例はこちら。

 

夫婦2人なら15坪〜20坪を中心に考える

夫婦2人の場合、15坪と20坪のどちらが合うかは、特に悩みやすいところです。

15坪なら、LDK、夫婦の寝室、水まわり、必要な収納をコンパクトにまとめた暮らしが考えられます。

掃除や管理をできるだけ楽にしたい、使わない部屋をつくりたくない、家にかける費用を抑えたいというご夫婦には、15坪が合う場合があります。

一方、収納をしっかり取りたい、趣味の道具がある、室内干しの場所が欲しい、夫婦それぞれの時間も大切にしたいという場合は、20坪前後まで広げると間取りに余裕が生まれます。

百家20では、大容量の納戸やパントリーを備えながら、夫婦2人が広すぎず狭すぎず暮らせる平屋をご提案しています。

「15坪の平屋は夫婦2人にちょうどいい?」で詳しく解説しています。

「百家15|夫婦二人にちょうどいい15坪の平屋」の施工例はこちら。

「百家20|収納たっぷり、ゆとりある20坪の平屋」の施工例はこちら。

 

親子で暮らす・家族が泊まるなら25坪も検討する

夫婦2人の日常だけを考えれば、15坪〜20坪でも十分な場合があります。

しかし、成人したお子さんと一緒に暮らす場合や、子どもや孫が頻繁に泊まりに来る場合は、25坪前後も検討したいところです。

百家25では、夫婦の寝室とは別に個室を設け、家族が集まっても窮屈になりにくいLDKを確保しています。

普段は夫婦2人で暮らし、空いている部屋を趣味室や収納として使い、家族が泊まるときには寝室として使う方法もあります。

ただし、親子同居の場合は「何人だから25坪」と単純に決めないことが大切です。

生活時間が違う、寝室を完全に分けたい、収納する物が多い、将来介助する可能性があるなどの場合は、25坪以上が必要になることもあります。

「25坪の平屋は広すぎる?子どもや孫が泊まれる平屋」で詳しく紹介しています。

「百家25|子どもや孫が泊まれる25坪の平屋」の施工例はこちら。

 

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6.平屋の坪数は「収納」と「来客」で大きく変わります

 

家族の人数と同じくらい、平屋の広さを左右するのが収納量です。

12坪や15坪で今の家の荷物をすべて持っていこうとすると、収納が足りず、LDKや寝室に物があふれてしまうことがあります。

そこで家づくりを始める前に、

「新しい家にも持っていきたい物」
「これを機会に整理できる物」
「毎日使う物」
「季節によって使う物」

を一度整理してみましょう。

収納は、単純に大きな納戸をつくればいいわけではありません。

玄関には靴や外出用品、洗面室にはタオルや洗剤、寝室には衣類、LDKには日用品や書類というように、使う場所の近くに収納する方が、年齢を重ねてからも片付けやすくなります。

来客についても同じです。

年に数回、子どもや孫が食事に来るだけなら、来客専用の部屋をつくらず、LDKを少し広くする考え方があります。

一方、泊まりに来ることが多い場合は、寝る場所だけでなく、布団や荷物を収納する場所まで考える必要があります。

「来客のための部屋をつくる」のではなく、普段は趣味や収納に使い、必要なときだけ寝室になる多目的な空間にすると、限られた面積を有効に使えます。

 

 

7.小さな平屋で「狭すぎた」と後悔しやすいケース

 

コンパクト平屋には、建築費や光熱費、掃除、将来の管理を抑えやすいメリットがあります。

しかし、価格を下げることだけを目的に小さくしてしまうと、暮らし始めてから後悔することがあります。

特に注意したいのは、今ある荷物を十分に確認せず収納を減らしてしまった場合です。収納家具を後から置くことになり、せっかくのLDKや通路が狭くなってしまいます。

また、「夫婦2人だから一部屋でいい」と考えたものの、生活時間が違ったり、体調を崩したときに別々に休みたくなったりすることもあります。

子どもや孫が頻繁に泊まりに来るのに、宿泊場所や布団収納を考えていなかったというケースもあります。

そして、将来の介助を考えず、トイレや洗面、出入口、通路までぎりぎりに小さくしてしまうことにも注意が必要です。

小さな平屋で大切なのは、面積を限界まで削ることではありません。

「使わない場所」と「これからも必要な場所」を分けて考えることです。

 

 

8.コンパクト平屋でも、広さを減らしてはいけない場所

 

家を小さくするとき、すべての場所を同じ割合で小さくする必要はありません。

むしろ、50代・60代からの平屋では、将来まで毎日使う場所には必要な広さを残しておくことが大切です。

まず大切なのがLDKです。

家にいる時間が長くなれば、LDKは食事だけでなく、くつろぐ、テレビを見る、趣味を楽しむ、家族や友人を迎えるなど、暮らしの中心になります。

使わない客間をつくるより、毎日使うLDKに少しゆとりを持たせる方が、暮らしやすくなる場合があります。

寝室も必要以上に小さくしない方が安心です。

ベッドの周囲に通路を確保しておけば、年齢を重ねてからも移動しやすく、将来介助が必要になった場合にも対応しやすくなります。

トイレや洗面、浴室まわりも同様です。

今は問題なく使えても、将来手すりを設置したり、介助する人が一緒に入ったりする可能性があります。

また、通路や出入口を極端に狭くして面積を節約すると、将来の移動がかえって負担になります。

減らすなら、長い廊下、ほとんど使わない客間、大きすぎる玄関、用途が決まっていない部屋などから考えます。

毎日使う場所を削るのではなく、使わない場所をなくす。

これがコンパクト平屋の基本的な考え方です。

 

 

9. 12坪・15坪・20坪・25坪の平屋には、どれくらいの土地が必要?

 

平屋はすべての部屋を1階につくるため、同じ延床面積の2階建てより建物が横に広がります。

そのため、建物の坪数だけでなく、土地とのバランスも重要です。

百家のコンパクト平屋の場合、ひとつの目安として、12坪なら30坪台、15坪なら35坪前後、20坪なら40坪前後、25坪なら48坪前後から検討できます。

ただし、「40坪の土地なら必ず20坪の平屋が建つ」という意味ではありません。

土地には建ぺい率があり、さらに駐車場、玄関までのアプローチ、庭、隣地との距離なども必要です。

和歌山では夫婦それぞれが車を使い、駐車場を2台分確保したいというご家庭もあります。

同じ40坪でも、土地の間口、奥行き、道路の位置、建ぺい率によって建てられる平屋は変わります。

そのため土地探しをしている方は、土地だけを先に購入するのではなく、

「この土地に、自分たちが希望する平屋と駐車場を配置できるか」

を確認してから判断すると安心です。

「35坪〜48坪の土地で平屋は無理?和歌山で小さな平屋を建てる考え方」で詳しく紹介しています。

 

 

10.何坪が正解かではなく、「どう暮らしたいか」から決めましょう

 

12坪・15坪・20坪・25坪。

数字だけを比べると、「少しでも広い方が安心」と思うかもしれません。

しかし、これからの30年を考えると、必要以上に広い家は、掃除、光熱費、修繕、庭や建物の管理といった負担にもつながります。

反対に、小さくしすぎれば、収納や来客、趣味、将来の介助で不便になる可能性があります。

だからこそ百家では、最初から坪数を決めるのではなく、

今は誰と暮らしているのか。
これから誰と暮らす可能性があるのか。
どれくらいの荷物を持っていきたいのか。
子どもや孫は泊まりに来るのか。
夫婦それぞれの時間をどう過ごしたいのか。
10年後、20年後にどんな暮らしをしていたいのか。

こうしたことから、必要な広さを考えます。

大きすぎず、小さすぎない。

これからの30年に、ちょうどいい平屋。

その答えは、ご家族によって違います。

「自分なら12坪で足りる?」
「15坪と20坪で迷っている」
「今ある土地に25坪の平屋は建つ?」

という段階でも大丈夫です。

百家では、12坪・15坪・20坪・25坪の平屋を比較しながら、暮らし方、土地、間取り、費用を一緒に整理しています。

 

 

11. 高性能が暮らしを変える

 

小さな平屋にする最大の強みは、性能を底上げしやすいことです。断熱や窓に投資しても、施工面積が小さいためコストが抑えられ、効果は非常に大きくなります。

関連記事: 健康寿命を延ばす高断熱・バリアフリー設計で、和歌山の“終の棲家”を実現

 

断熱・気密

UA値0.46以下(断熱等級6相当)を目指せば、夏も冬も快適。高気密にすることで冷暖房効率も高まり、電気代を抑えられます。

関連記事:国土交通省:住宅性能表示制度における省エネ性能に係る上位等級の創設

 

窓計画

熱の出入り口は窓です。南面は大きく、東西は小さめに、北面は必要最小限に。日射取得と遮蔽をバランスさせれば、自然光と通風を最大限に活かせます。

 

省エネ設備

エコキュートや高効率エアコンを導入すれば、毎月の光熱費が大幅に削減できます。さらに太陽光+蓄電池を組み合わせれば、停電時も安心。小さな家ほど災害に強いのです。

 

 

12. コストの最適化:建てるときの費用と、住んでからの費用

 

家づくりでは、「いくらで建てられるか」だけでなく、建てたあとに、どれくらいの費用で無理なく住み続けられるかまで考えることが大切です。

特に50代・60代からの住まいでは、住宅ローンだけではなく、これから必要になる生活費や老後資金も考えておきたいところです。

コンパクトな平屋は、必要以上に床面積を増やさないことで建築費を抑えやすくなるだけでなく、冷暖房費や将来の修繕費、固定資産税など、住み始めてからかかる費用を抑えやすいというメリットがあります。

そのため、「建物価格が安い家」を目指すのではなく、この先20年、30年にかかる住居費全体で考えることが大切です。

関連記事:和歌山で平屋を建てるならいくら?価格相場・費用の内訳・補助金活用まで徹底解説!

 

初期費用:広さと間取りを必要な分だけにする

平屋は、同じ延床面積の2階建てと比べると、基礎や屋根の面積が大きくなるため、坪単価だけを見ると高くなることがあります。

また、建物の形を複雑にしたり、廊下や使わない部屋を増やしたりすると、その分だけ建築費も上がります。

だからこそ大切なのは、単純に「坪数を小さくする」ことではありません。

これからの暮らしに必要な広さを見極め、使わないスペースをつくらないことです。

例えば夫婦2人なら、LDK・寝室・収納・水まわりをコンパクトにつなぐことで、20坪前後でもゆとりのある暮らし方を考えることができます。

一方で、収納や寝室まで削りすぎると、住み始めてから「もう少し広くしておけばよかった」と後悔することもあります。

建築費を抑えるときは、単に面積を減らすのではなく、必要な場所にはきちんと広さを残すことがポイントです。

 

ランニングコスト:小ささだけでなく住宅性能も大切

床面積がコンパクトになると、冷暖房する空間も小さくなるため、光熱費を抑えやすくなります。

ただし、「小さい家だから光熱費が安い」とは限りません。

断熱性能や気密性能、窓の性能、日射の取り入れ方・遮り方などによって、冷暖房に必要なエネルギーは大きく変わります。

そのため百家では、建物を小さくすることだけではなく、断熱・気密性能を確保しながら、少ないエネルギーで快適に暮らせる住まいを大切にしています。

さらに、住まいには将来のメンテナンス費用もかかります。

屋根や外壁などに耐久性が高く、メンテナンス周期の長い素材を選んでおけば、10年後、20年後に必要となる修繕の回数や負担を減らせる可能性があります。

50代・60代からの家づくりでは、

「建てるときにいくらかかるか」
+「住んでからいくらかかるか」

この両方を見ながら、無理のない住まいを考えることが大切です。

小さな平屋の価値は、単に建築費を安くすることではありません。

必要な広さ、住宅性能、将来のメンテナンスまで含めて、この先30年の住居費を整えやすいこと。

それが、これからの暮らしに「ちょうどいい平屋」を考える理由のひとつです。

 

 

13. 一般的な事例に学ぶ:15坪平屋の暮らし

 

延床15坪前後の平屋に建て替えると、暮らしは大きく変わります。

たとえば、二階建て4LDKに住み続けている家庭では「子ども部屋が空き部屋となり、2階は物置状態」「掃除の負担や冷暖房費だけがかさむ」といったケースがよく見られます。

これを夫婦ふたりに合わせた15坪前後の平屋に建て替えると、生活空間がコンパクトにまとまり、エアコン1台で家全体が快適になるほど効率的になります。掃除にかかる時間も短縮され、日々の負担が軽減されます。

さらに延床を小さくすることで建築費を抑えられるだけでなく、光熱費は年間で10〜15%前後削減できる例もあり、将来の生活に安心感を与えてくれます。※建物形状・仕様・現在の住まい方によって異なります

つまり「必要な広さに絞った平屋」は、夫婦ふたり暮らしにちょうどよく、経済性と快適性の両立を実現する暮らし方の一例といえるでしょう。

 

 

14. 将来を支えるバリアフリー設計

 

終の棲家を考えるうえで欠かせないのが、バリアフリー設計です。元気なうちは段差や狭い廊下も気にならないかもしれません。しかし、年齢を重ねるにつれて「ちょっとした段差につまずく」「夜中のトイレ移動が不安」といったリスクは確実に増えていきます。最初からバリアフリーを意識した設計にしておけば、安心はぐんと長続きします。

 関連記事:健康寿命を延ばす高断熱・バリアフリー設計で、和歌山の“終の棲家”を実現

 

段差をなくす

もっとも基本となるのは床の段差をなくすことです。玄関の上がり框、浴室の出入口、ベランダへの敷居──こうした数センチの差が転倒事故につながります。初めからフラットフロアにしておけば、将来車いすを使うことになってもストレスなく移動できます。

 

廊下や出入口の幅を広くとる

廊下の幅は90cm以上、理想は100cm。出入口は有効幅80cm以上を確保し、引き戸を採用すると開け閉めの負担が少なく、介助スペースも取りやすくなります。少し余裕を持たせておくだけで、将来の暮らしやすさが大きく変わります。

 

水まわりを寝室の近くに

高齢期になると、夜間のトイレや入浴時の移動が負担になります。寝室のすぐ隣にトイレや洗面・浴室を配置すれば、移動距離が短く、事故のリスクも減ります。日常生活の快適さと安心感がぐっと高まります。

 

手すりや下地の準備

手すりは必要になったときに後付けできますが、そのためには壁の内部にあらかじめ下地を入れておくことが大切です。廊下や階段(もし計画に含まれるなら)、トイレや浴室の壁に下地を仕込んでおけば、いざという時すぐに取り付け可能です。

 

明かりと安全

夜間の事故を防ぐには、足元を照らす常夜灯や人感センサー付き照明が効果的です。ほんのりした明かりが自動で点くだけで、安心して移動できます。

 

 

15. 長期視点で避けたい“落とし穴”

 

小さな平屋をつくる際に注意すべき点もあります。

  • 廊下が多いと実質の居住スペースが減る

  • 窓を多く取りすぎると暑さ寒さの原因に

  • 収納を軽視するとモノであふれて狭く感じる

  • 内装ばかりに予算をかけ、性能を犠牲にする

これらを避けるためには、「性能に投資し、間取りはシンプルに」が鉄則です。

 

 

16. 今日からできる準備

 

家づくりは「土地探し」や「間取り検討」から始まると思いがちですが、実はもっと手前にできる準備があります。まずは今の暮らしを客観的に見直すことです。これが新しい家の設計に直結します。

 

生活動線を記録する

1週間ほど、実際に自宅でどう動いているかを観察してみましょう。

「朝起きてからトイレや洗面所まで何歩かかるか」「料理や洗濯でどれくらい家の中を移動しているか」を書き出すと、無駄な動きや不便な動線が見えてきます。これを整理すると、将来の間取りで最優先すべきポイントが明確になります。

 

持ち物の量を把握する

次に、どれくらいの荷物があるかを数えてみましょう。衣類、食器、本、趣味の道具……。思っている以上にモノは多いものです。実際に数や体積を測れば、必要な収納量が具体的にわかります。「大きな収納を1か所に集約した方が便利」という判断にもつながります。

 

光熱費を整理する

最後に、毎月の光熱費を見直してみましょう。電気・ガス・水道の請求書を並べて合計すると、1年間でかなりの金額になっていることに驚くはずです。そこから「高断熱・高気密の家にすればどれくらい減らせるか」を試算すれば、性能に投資する価値が実感できます。

 

 

まとめ:大きさより“暮らしやすさ”を

 

終の棲家づくりは、広さを競うことではなく、どの空間が生活の質を確実に上げるかを見極める作業です。答えはシンプル。まずは「無駄を省いた必要十分な広さ」を定め、そこに「長期にわたり安心できる性能」を組み込むこと。これが、20〜30年を見据えた最も賢い選択です。

小さく整えた平屋は、毎日の動線を短くし、掃除や維持の手間を軽減します。冷暖房効率が上がることで、光熱費は自然に抑えられます。浮いた建築費や余剰スペースを、**断熱・気密・窓・換気といった“見えない品質”**に投資すれば、季節を問わず快適さが持続し、修繕や光熱費に追われない家計を実現できます。さらに、段差のない動線や引き戸、寝室に近い水回りといったバリアフリー設計を最初から組み込めば、体力や暮らし方が変わっても安心です。

結局のところ、広さや装飾にお金をかけるよりも、暮らしのしやすさと維持費の安さに直結する部分へ投資する方が、毎日の満足度も将来の安心感も大きくなります。

「小さく作って、いい性能。」

それは単なる住まいの哲学ではなく、コストを抑えながら生活をシンプルにし、30年先まで安心して暮らせる最短ルートなのです。

 

 

これからの暮らしに、

何坪あればちょうどいい?

15坪で足りるのか。

20坪くらい必要なのか。

必要な広さは、人数だけでは決まりません。

おひとりでの暮らし、ご夫婦での暮らし、趣味や持ち物、家族が泊まりに来る機会などによって、ちょうどいい間取りや広さは変わります。

百家では、単に小さな家をご提案するのではなく、

  • これからの暮らしに必要な部屋数と広さ
  • 毎日の生活や家事の動線
  • 趣味や持ち物に合わせた収納
  • 家族や友人が訪れたときの過ごし方
  • 将来も移動しやすい間取り
  • 建て替えや新築に必要な費用
  • 今ある土地に建てられるか

などを一緒に整理し、これからの30年にちょうどいい平屋を考えます。

「まだ建てると決めていない」

「自分には何坪必要なのか知りたい」

「まずは間取りと費用だけ聞いてみたい」

そのような段階でも大丈夫です。

おひとりでも、ご夫婦でも。

これからどのように暮らしたいかを、まずはお聞かせください。

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百家(ひゃっか)は、オーヤシマ株式会社 陶彩館が運営する、50代・60代からの暮らしに合わせた平屋住宅ブランドです。和歌山で、夫婦2人やおひとりの小さな平屋、建て替え、住み替え、今ある土地での新築を検討する方に、この先30年を安心して暮らせる住まいをご提案しています。

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