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和歌山で老後の平屋を建てる 土地の選び方

2026.07.30
和歌山で老後の平屋を建てる土地の選び方

和歌山で老後の平屋を建てる土地の選び方|
病院・買い物・浸水・車を使わない暮らしまで

 

「夫婦2人にちょうどいい、小さな平屋を建てたい」

そう考えて土地を探し始めると、まず気になるのは地域と価格ではないでしょうか。

駅に近い土地。買い物に便利な土地。広くて価格を抑えやすい土地。静かで自然が身近な土地。どれにも良さがあります。

ただし、50代・60代からの土地選びでは、今の便利さだけで決めないことが大切です。

今は車でどこへでも行けても、10年後、20年後は運転を控えているかもしれません。今は少し遠くても歩ける道が、年齢を重ねると負担になることもあります。平屋は階段のない安心がありますが、洪水のときに2階へ逃げることができないため、浸水深や避難経路の確認も欠かせません。

 

和歌山で老後の平屋を建てる土地は、次の6つを一緒に見て選びます。

  1. 日常の通院が続けやすいか
  2. 食料品や日用品を無理なく買えるか
  3. 車を使わなくなっても移動できるか
  4. 浸水などの災害リスクと避難方法を確認できるか
  5. 必要な平屋と安全なアプローチが入るか
  6. 土地代以外を含む総額が無理のない範囲か

一つだけが完璧な土地を探すより、「この先30年の暮らしで何を優先するか」を決め、候補地を同じ基準で比べる方が、後悔を減らしやすくなります。

 

 

目次

まず結論|土地は「今の車生活」ではなく「車を手放した後」から考える

 

土地

 

 

pan>老後の土地選びで最初に考えたいのは、車を運転しなくなった日の一日です。

朝、体調が気になったとき、かかりつけの診療所へどう行くか。食料品や薬が必要になったとき、誰に頼らずに買えるか。バスや鉄道を使うなら、停留所や駅まで安全に歩けるか。帰りの便もあるか。

今の暮らしでは、車で10分なら近く感じます。しかし、車を使わない暮らしでは、同じ場所が急に遠くなることがあります。

反対に、土地面積が少し小さく、価格が少し高くても、病院・買い物・公共交通が日常の動線にまとまっていれば、将来のタクシー代や家族の送迎負担を抑えやすくなります。

土地価格だけでなく、車の維持費、将来の移動費、通院や買い物にかかる時間まで含めて考えることが大切です。

 

 

病院は「近いか」だけでなく「通い続けられるか」を確認する

 

病院は「近いか」だけでなく「通い続けられるか」を確認する

 

 

病院に近い土地は安心ですが、「大きな病院が近い」だけで判断する必要はありません。普段の暮らしでは、風邪や血圧、持病の相談ができる診療所、薬局、歯科などへ通う回数の方が多いこともあります。

候補地を見るときは、医療機関を三つに分けて確認すると分かりやすくなります。

  1. 日常的に通える診療所・歯科
  2. 薬を受け取る調剤薬局
  3. 検査や入院が必要なときの病院

和歌山県の案内から利用できる医療情報ネット(ナビイ)では、診療科目や診療日だけでなく、対応できる疾患・治療、提供サービスなどから医療機関を確認できます。

 

ここで大切なのは、地図上の直線距離ではなく、実際の通い方です。

歩道はあるか。急な坂や大きな交差点はないか。夏に休める場所はあるか。夕方も暗すぎないか。バスで行くなら乗り換えが必要か。タクシーを呼びやすい場所か。

候補地から病院まで、一度ご自身の歩く速さで移動してみると、地図だけでは分からない負担が見えてきます。

 

 

買い物は「一つの店」ではなく、暮らしを支える複数の方法で考える

 

スーパーが近いことは大切です。ただし、一つの店舗だけに頼る土地選びは、将来その店の営業状況が変わったときに困る可能性があります。

次のように、買い物の方法をいくつか持てるか確認しておくと安心です。

  1. 食料品を買えるスーパー
  2. 薬や日用品を買えるドラッグストア
  3. 少量の買い物ができる店舗
  4. 宅配やネットスーパーを受け取りやすい環境
  5. 家族の送迎やタクシーでも行きやすい場所

 

スーパーまで歩ける場合も、帰りは荷物を持ちます。行きの距離だけでなく、米や飲み物を持って帰れるか、途中に坂や段差がないかまで見ておきましょう。

「徒歩圏」という言葉に一律の正解はありません。元気な今の速度ではなく、荷物を持ち、少しゆっくり歩く将来の速度で確かめることが大切です。

 

 

車を使わない暮らしは、駅やバス停までの距離より「使える便」を見る

 

「バス停まで徒歩3分」と書かれていても、行きたい病院やスーパーへ向かう便が少なければ、日常には使いにくいことがあります。

確認したいのは、次の点です。

  1. 行きたい場所へ乗り換えなしで行けるか
  2. 通院したい時間帯に便があるか
  3. 帰宅したい時間にも便があるか
  4. 平日だけでなく、土日や祝日の運行はどうか
  5. バス停にベンチや屋根があるか
  6. 駅やバス停までの道に坂・段差・横断歩道があるか

 

たとえば岩出市では、2026年4月改正の岩出市巡回バスが毎日運行されています。紀の川市では、主要な公共施設・病院・鉄道駅などを巡回する地域巡回バスが12コースで運行されています(いずれも2026年7月確認)。

ただし、路線や時刻は変更されることがあります。候補地の近くに停留所があるかだけでなく、最新の公式時刻表を開き、「自分が実際に使う往復」を時刻まで書いて確認しましょう。

 

 

浸水は色が付いているかだけでなく、「深さ・続く時間・避難経路」を見る

 

浸水は色が付いているかだけでなく、
「深さ・続く時間・避難経路」を見る

 

 

和歌山で土地を選ぶとき、川沿いでは洪水、低い場所では内水、海に近い地域では津波、山や斜面に近い地域では土砂災害、地域によってはため池の確認が必要です。

最初の確認には、国土交通省のハザードマップポータルサイトが便利です。住所を入力し、洪水・内水・津波・土砂災害などを重ねて見られます。そのうえで、市町村の最新マップも確認します。

和歌山市は、洪水、内水、土砂災害、ため池、地震・津波などの防災ハザードマップを公開しています。紀の川水系下流域の洪水ハザードマップは2026年3月作成版が掲載され、浸水範囲・浸水深・避難場所・家屋流出のおそれがある区域を確認できます。

 

岩出市は防災マニュアル2026年改訂版で、県管理河川の浸水想定区域や、早期の立ち退き避難が必要な区域などを更新しています。紀の川市もハザードマップ2025保存版で、洪水・土砂災害・地震・内水・ため池などを確認できます。

見るポイントは、土地に色が付いているかどうかだけではありません。

  1. 想定される浸水の深さ
  2. 水が長く残る可能性
  3. 河川沿いの家屋倒壊等氾濫想定区域
  4. 避難場所までの道も浸水しないか
  5. 夜間や大雨の中でも移動できるか
  6. 徒歩で避難できない場合の方法

 

平屋には2階がないため、「家の中で上へ逃げる」ことができません。浸水のおそれがある土地では、早めに安全な場所へ移る前提で、避難先と経路を具体的に決められるかが特に重要です。

一方で、ハザードマップの色だけで、その土地が絶対に安全、または絶対に建てられないとは決められません。地盤の高さ、周辺道路、排水、過去の浸水、造成の状況なども含め、市町村や専門家に確認します。

 

 

平屋が入るかは、土地の面積だけでは決まらない

 

平屋

 

 

平屋は、生活空間をすべて1階に置くため、同じ延床面積の2階建てより建物が横に広がります。

しかし、広い土地であれば必ず建てやすいわけではありません。土地の形、道路に接する間口、道路の方向、高低差、建ぺい率、隣地との距離によって、入る平屋の大きさは変わります。

土地を購入する前に、少なくとも次を仮配置します。

  1. 希望する12坪・15坪・20坪・25坪の平屋
  2. 現在必要な駐車台数
  3. 家族や介護サービスの車が一時的に止まれる場所
  4. 道路から玄関まで段差を抑えたアプローチ
  5. 室外機、給湯器、物干し、ゴミ置き場
  6. 日当たりと隣家の窓からの視線

 

将来、車が2台から1台になっても、最初から駐車場をなくす必要はありません。空いた場所を来客、訪問介護、庭、物干しに使えるようにすると、暮らしの変化に対応しやすくなります。

土地の広さと平屋の関係は、35坪〜48坪の土地で平屋は無理?和歌山で小さな平屋を建てる考え方でも詳しく紹介しています。実際の広さを比べたい方は、百家の12坪・15坪・20坪・25坪の平屋施工例も参考にしてください。

 

 

安い土地ほど、購入後に増える費用を先に確認する

 

土地価格が予算内でも、建て始めるまでに費用が増えることがあります。

  1. 古家や物置の解体
  2. 造成や土の入れ替え
  3. 高低差を支える擁壁
  4. 地盤改良
  5. 水道・下水道・電気の引込み
  6. 道路から建物までの長い配管
  7. 浸水対策のための地盤かさ上げ
  8. 駐車場やスロープなどの外構

 

特に平屋では、建物・駐車場・安全なアプローチを同じ地面に配置します。土地が安くても、使える平らな部分が少なければ、造成や擁壁の費用が大きくなることがあります。

土地を見るときは、販売価格だけでなく「この土地に希望する平屋を建て、暮らし始めるまでの総額」で比べましょう。

土地あり・土地なしの予算配分は、和歌山で2,500万円〜3,000万円の予算なら、平屋は建てられる?で整理しています。建物本体と総額の考え方は、百家の平屋の価格についてでも確認できます。

 

 

市街地・郊外・自然の多い地域は、何を優先するかで選ぶ

 

土地の考え方 良いところ 確認したいこと
駅や生活施設に近い市街地 車を使わない暮らしを考えやすい 土地価格、敷地の小ささ、交通量、騒音、平屋の配置
幹線道路に近い郊外 車で病院や買い物へ行きやすく、土地を確保しやすい 歩道、バス便、横断の安全、免許返納後の移動
静かで自然の多い地域 広さや落ち着きを得やすい 通院・買い物距離、公共交通、土砂災害、維持管理

どれが正解ということではありません。

今後も長く運転する予定なのか。将来は歩きやバスを中心にしたいのか。静けさと便利さのどちらを優先するのか。夫婦でも希望が違うことがあります。

まず「絶対に必要な条件」を三つ程度に絞り、それ以外は候補地ごとに比べると決めやすくなります。

 

 

後悔を減らす土地選びの7つの手順

 

手順1|10年後・20年後の一週間を書き出す

通院、食料品の買い物、散歩、趣味、家族の訪問を、車がある場合とない場合の両方で考えます。

 

手順2|「必要」と「できれば」を分ける

病院への行きやすさ、浸水、予算など、譲れない条件を先に決めます。すべてを満たす土地だけを探すと、時間も予算も膨らみやすくなります。

 

手順3|公的な地図を重ねて見る

洪水だけでなく、内水、津波、土砂災害、ため池を確認します。候補地だけでなく、避難場所までの道も見ます。

 

手順4|平屋と駐車場を仮配置する

土地面積だけで判断せず、建物、駐車場、玄関アプローチ、日当たり、設備位置を図面上で確認します。

 

手順5|土地以外の費用を概算する

造成、擁壁、解体、水道引込み、地盤、外構まで入れ、土地と建物を合わせた総額を比べます。

 

手順6|平日・夜・雨の後にも現地を見る

 

平日・夜・雨の後にも現地を見る

 

休日の昼だけでは、通勤時間の交通量、夜の暗さ、雨水の流れ、近隣の生活音が分かりません。できれば時間と天候を変えて歩きます。

 

手順7|買付けや契約の前に建築会社へ確認する

良い土地は早く決めたくなりますが、契約後に希望の平屋が入らないと分かっても簡単には戻せません。土地資料を建築会社へ見せ、建物の配置と総額を確認してから判断します。

まだ土地が決まっていない方は、百家の12坪・15坪・20坪・25坪の平屋プランと価格資料を郵送で受け取り、必要な建物の大きさから土地条件を整理することもできます。資料請求後に営業電話はおかけしません。

 

 

よくある質問

 

Q1. 病院やスーパーから何分以内の土地がよいですか?

一律に何分以内とは決められません。同じ距離でも、坂、歩道、信号、荷物の量によって負担が違うからです。地図の分数だけでなく、ご自身の速度で実際に歩き、バスやタクシーも含めて確認しましょう。

 

Q2. ハザードマップで色が付いていない土地なら安心ですか?

色が付いていないことは大切な判断材料ですが、災害リスクがまったくないという意味ではありません。複数の災害を重ね、周辺道路、土地の高さ、排水、過去の浸水、避難経路も確認します。

 

Q3. 浸水想定区域の土地には平屋を建てない方がよいですか?

浸水の深さや区域の性質、避難方法、代替候補の有無によって判断は変わります。平屋は2階へ垂直避難できないため、早期避難ができるかを特に慎重に考えます。建築の可否、保険、必要な対策は、市町村や専門家へ個別に確認してください。

 

Q4. 駅に近い土地と、スーパーに近い土地はどちらを優先しますか?

使う頻度で考えます。鉄道をよく使う方は駅が大切ですが、日常の通院や買い物の頻度が高い方は、生活施設への行きやすさを優先した方が合うこともあります。駅、バス、病院、買い物を一つの生活動線として見ましょう。

 

Q5. 今は車2台ですが、駐車場は将来1台分でよいですか?

今必要な台数を無理に減らす必要はありません。将来1台になったとき、空いた場所を来客、家族の送迎、訪問介護、庭などへ使える配置にしておくと柔軟です。

 

Q6. 土地を先に買ってから、住宅会社を決めてもよいですか?

可能ですが、平屋を希望する場合は契約前に建築会社へ相談する方が安心です。建ぺい率、土地の形、道路、高低差、駐車場、造成費を確認し、希望する平屋が総予算内に入るかを見てから決めましょう。

 

Q7. 土地がまだ一つも決まっていなくても相談できますか?

はい。希望地域、通院先、買い物、車の台数、必要な平屋の広さ、総予算を整理すると、探す土地の条件が見えてきます。土地情報を見る前の段階でも大丈夫です。

 

 

まとめ|よい土地とは、安い土地ではなく「この先も暮らしが続く土地」

 

老後の平屋を建てる土地は、価格や広さだけでは決められません。

病院へ通い続けられるか。買い物を無理なく続けられるか。車を使わなくなっても移動できるか。大雨のとき、早めに安全な場所へ避難できるか。希望する平屋と段差の少ない玄関動線が入るか。

こうした条件を一つずつ確認すると、ご自身にとっての「ちょうどいい土地」が見えてきます。

すべてが完璧な土地を探す必要はありません。大切なのは、この先30年に必要な条件を先に決め、候補地を同じ物差しで比べることです。

 

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